こんにちは。
国立極地研究所 南極・北極科学館です。

先週の土曜日、「南極の石が語る地球の生い立ち」というテーマで、
サイエンスカフェを開催しました。
講師は極地研究所地圏研究グループ、そして広報室長でもある本吉洋一教授。

実は今月のサイエンスカフェは、講師がなかなか決まらず…
本吉室長に無理なお願いをして引き受けていただきました
そのため、告知が遅くなり、参加してくださる方は少ないのではないかと心配でしたが…
たくさんの方が来てくださいました！

やはり本吉室長のお話はおもしろい…

高校2年生のときに、「エベレストの山頂は、かつて海底だった」と知って衝撃を受け、
そこから地質や岩石の研究に興味を持たれたとのこと。
ちょうど会場には、高校2年生が3人で参加してくださっていて、
熱心に話を聞いていました。（質問もたくさんありがとうございました！）

 11回南極に行っている本吉教授。その体験談や…

なぜ石を調べるのか、どうやって調べるのか、何がわかるのか、といった
ご自身の研究の興味のお話を、皆さん興味深そうに聞かれていました。

実際に南極から持って帰って来たという石の展示も。
自分の体重と同じくらいの石を背負って持ち帰るのだとか…。
極地の研究者は、本当に体力勝負ですね。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました！

次回のサイエンスカフェは、6月22日（金）18:30～開催予定です。
講師は、麗しき女性研究者、宙空圏研究グループの江尻 省（えじり みつむ）助教。
「見てるのに見えないものを見る～そらのリモートセンシング～」というテーマで
お話をしてくださいます。どうぞお楽しみに！

江尻助教から、昭和基地で作業中をしている写真をいただきましたが…
日焼け予防のため全くお顔が見えません

【南極・昭和基地】午前4時（日本時間：午前10時）
天気：曇りのち雪
気温：-17.3℃
風向・風速:南1.9m/s
日の出：10：49
日の入：13:47

【東京都立川市】午前10時
天気：晴れ
気温：22.8℃