教員南極派遣プログラムBLOG

南緯55度通過&初氷山視認

観測船「しらせ」は、121558分に南緯55度を通過しました。寒くなり、高波や強い風も起こり、いよいよ南極らしい雰囲気になってきました。赤道通過の時と同様に、「しらせ」の艦橋では記念プレートが用意されました。多くの隊員やしらせ乗組員の方が、プレートと一緒に写真を撮影していました。

南緯55度通過プレート
撮影:JARE63 馬場健太郎(2021年12月1日)

 

また、南緯55度を通過する前日と前々日には「しらせ」船上からオーロラを観測することができました。実際に直接目で見るオーロラは、写真とはまた違っていて、いつまで眺めていても飽きることはありませんでした。1129日は空もよく晴れていて、南半球の満点の星空も堪能することができました。

オーロラと渡邊・武善
撮影:JARE63 遠藤哲歩(2021年11月29日)

 

122日には第一氷山と出会いました。暴風圏の揺れの中、艦橋に上ると、遠くを双眼鏡で眺めるしらせ乗組員の方がたくさんいました。その視線の先には、写真のような大きな氷の塊、氷山が見えました。大きさは、幅300m以上、高さは30m以上だそうです。初めて見た氷山は想像よりも大きく、想像よりも四角い形をしていました。

第一氷山発見の様子。左から、中澤隊員、澤隊員、渡邊。(2021年12月2日撮影)

JARE63 渡邊雅浩、武善紀之)

TOP