教員南極派遣プログラムBLOG

子どもたちの疑問、質問、思いを集めて南極へ出発します!(宇大附属小)

南極への出発へのカウントダウンも残りわずかとなってきました。

南極へ行くにあたって、たくさんの子ども達からお手紙をもらったり、いろいろなお話のリクエストを受け付けたりしました。そんな中、本校で出発前に子どもの思いを集めた取り組みを行いましたので紹介します。

Google Formsを使った渡邊先生への質問募集】

宇都宮大学共同教育学部附属小学校では、南極に関する質問、疑問を『Google Forms』を使って全校児童から集めています。

子どもたちは、GIGAスクール構想で導入された一人一台タブレットの中にあるリンクから、いつでも南極に関する質問や先生に南極でしてほしいことなどを入力することができます。

Google Formsでの質問内容
撮影:JARE63 渡邊雅浩(2021年11月8日)

 

出発前の118日現在、小中合わせて800件以上の質問や渡邊先生に南極でしてほしいことが集まっています。(中学校は紙でアンケートを集めました。)

例えば、「渡邊先生に南極でこんな実験してほしい!」では、以下のような子供らしい実験リクエストがたくさんありました。

南極で渡邊先生にこんな実験をしてほしい!
撮影:JARE63 渡邊雅浩(2021年11月8日)

 

【南極観測隊にこんなことを聞いてみたい!】

南極観測隊に聞いてみたいことアンケートには、以下のような質問がありました。

南極観測隊の人にこんなことを聞いてみたい!
撮影:JARE63 渡邊雅浩(2021年11月8日)

 

「どうして南極観測隊になったのか?」「観測隊の仕事はいろいろあるけど、何をしにいくのか?」「どんなものを持っていくのか?」子どもたちの興味はつきません。


そこで、南極観測隊の皆さんに事前にアンケートにお答えしていただき、附属小の廊下に「南極学習コーナー」を設け、掲示をしました。

南極コーナーを興味津々に見る子供たちの様子
撮影:JARE63 渡邊雅浩(2021年10月1日)

 

アンケートをもとに、「渡邊先生はこんな人たちといっしょに南極へ行くのか」と、興味関心を高め、自発的に南極観測隊について調べてくれる子どもが増えました。中には、「昔、観測隊といっしょに南極へ行った樺太犬の名前全部覚えました。」という強者も現れました。

 

学習を進めていくにつれて、子どもたちの質問もどんどん進化していきます。2月の南極授業では、子どもたちとどんなやりとりができるか、楽しみです。

 

(JARE63 渡邊雅浩)

 

TOP